シュタイナー出張講座~オールタナティブな教育の機会を

ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づいた教育を、こどももおとなも、多くのみなさんに体験し、活用していただくため、出張講座をいたします。

◇エポック授業(小学生)

公立・私立学校に通う小学生が、「ことば(書き言葉と話し言葉)」をテーマに、シュタイナー学校の「エポック授業」を行う講座です。エポック授業とは、一定期間(3週間ほど)、同一教科の同一テーマを集中して学ぶ形式です。教科書や問題集などの教材を用いず、担当する先生による芸術性を大切にするカリキュラム作りと、メインレッスンのイメージを表現する色彩豊かな黒板絵が特徴です。クラスの流れは、呼吸、歩行や母音のオイリュトミ―、季節の詩や韻文を唱えるリズミックアクティビティに始まり、手仕事を交えたメインレッスンを経て、メルヘン、昔話、神話、文学や歴史など学年に応じたお話で結びます。黒板絵は、クラスの後半に、蜜蝋クレヨンや色鉛筆を用いてノートに転写します。

 

講師: 塙 狼星

費用:一クラス100分(80分授業+20分保護者とのふりかえり)、10,000円を参加者で頭割り。別途、宿泊費、交通費が必要な場合は、ご負担いただきます。

 お問合せ: 問い合わせフォームから

 

※ 通年連続のほか、単発や休み中の単発講座・集中講座も可能です。

※ クラスは、学年ないし複式で、一クラス3人からお受けしますが、4~7人が目安です。ご関心をおもちのみなさんで受け皿を作り、お声がけください。

※ まずは、体験講座の開催から。場所や日時、回数(毎月、隔月、季節ごとなど)はご相談に応じます。

月一回、年12回で開催する場合のカリキュラム例

 

イントロ

(20分)

メイン・レッスン

(45分)

むすび

(15分) 

ふりかえり

(20分)

 
前期 かるた 国語(物語りと劇) ノート 保護者と  
後期 囲碁 算数(フォルメン線描と幾何) ノート 保護者と  

◇普遍人間学講座(大人向け)

シュタイナーはドイツにはじめてヴァルドルフ学校(シュタイナー学校)を開校するに際して、1919年8月~9月の間、教員向けに連続講義を行いました。それを記録した『普遍(一般)人間学』と『教育芸術』は、全世界に広がるヴァルドルフ学校の教員が、自らの人間学と日々の教育実践のよりどころとするテキストです。空堀ことば塾も、立ち上げ以来、このテキストをアリアドネの糸として、公教育とは異なるオールタナティブな教育を実践してきました。この講座では、7~14歳の学童期のお子さんのためのシュタイナー教育について、わかりやすくお話させていただきます。お子様向けのエポッククラスや言語造形の講座と並行して開催すると大きな学びとなります。

 

講師: 塙 狼星

費用:一クラス90分、9,000円を参加者で頭割り。別途、宿泊費、交通費が必要な場合は、ご負担いただきます。

お問合せ: 問い合わせフォームから

 

※ 通年連続のほか、単発(体験)や休み中の集中講座も可能です。

 

◇言語造形講座(大人向け)

「太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神と偕(とも)にあり、言は神なりき。この言は太初に神とともに在り、万の物これに由りて成り、成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし。之に生命(いのち)あり、この生命は人の光なりき。光は暗黒(くらき)に照る、而して暗黒は之を悟らざりき。」(「ヨハネ伝福音書第一章」『文語訳新約聖書』岩波文庫)。聖書のはじめに述べられているように、言葉は光。充実した人生を送り、こどもたちを健やかに育てていく上で、わたしたちはまず、自らの魂を働かせて世界を感じ、深い呼吸の中で明朗に声を響かせることが大切です。このワークショップでは、言葉を読んで頭で理解するのではなく、ルドルフ・シュタイナーが創った言葉による表現技法、「言語造形(Sprachgestaltung)」を道標に、メルヘン、古典や文学作品を題材に、語り、演劇、韻文に取り組みます。声は人間の鏡。身体を動かし言葉を発しながら自らに向き合い、秘められた人生の課題を探っていきます。三人からお受けします。

 

講師: 塙 狼星

費用:一クラス90分、9,000円を参加者で頭割り。別途、宿泊費、交通費が必要な場合は、ご負担いただきます。

お問合せ: 問い合わせフォームから

 

※ 通年連続のほか、単発(体験)や休み中の集中講座も可能です。